中秋の名月を南半球のオーストラリアで祝う

中秋の名月を南半球のオーストラリアで祝う

今夜は中秋の名月だ。
今年は8年ぶり満月の中秋の名月らしい。
とは言え、全くと言っていいほど、中秋の名月などとは縁のない人生を送ってきたので、それほどの感慨もない。
だが、あの夜は違っていた。

15年くらい前に台湾を旅行していた時。
その日も暇なので当てもなく夜にフラフラと散歩をしていた。
高雄市だった。
なぜかその日の晩はいろんな家の前や、路地で人々がバーベキューをしていた。
私は、週末にはバーベキューをする文化が高雄市にはあるんだな。
と初めは思っていた。
でも、よくよくと人々を見るとその日は何かの祝日で、それを祝うためにバーベキューをしていることがわかった。

よくよく様子を見ると、満月を祝っていると分かった。
中秋の名月だった。
月餅というお菓子の本当の意味を初めて知った。


日本でも秋の満月の日にはお団子を飾ったりする、ということはサザエさんなどから知っていた。
それでも、この中秋の名月を愛でるという文化に初めて触れたのが台湾だった。

今夜は中秋の名月。
南半球にあるオーストラリアでも同じ。
季節は逆でも中春の名月にはならない。

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空を見えげると堂々とした満月がそこにあった。
台所の片隅にあった、パック餅を焼いて家族で食べた。
中秋の名月を見ながら餅を家族で食べた。
日本酒も飲んだ。

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人生で初めて中秋の名月を、自分で祝った日になった。

まさかオーストラリアで中秋の名月を祝うとは、台湾旅行中に時の私には思いもつかないことだ。
私は、満月を見ながら、あの時のバーベキューをしていた台湾の人々を思い出した。



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